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先日、「マンションコミュニティ研究会」のフォーラムに参加して来ました。マンション再生に係わる一級建築士や築40年のマンション管理組合の取り組みの事例など、とても有益な会合でした。
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マンションの供給が本格的に始まって半世紀、今や累計600万戸になっています。又、時代と共にマンションの居住者の意識も変わり、東京圏では、52.4%の人が「永住する」つもりという国土交通省の調査もあります。 |
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築40年超のマンションは現在44万戸。建替えられたマンションは1万5.500戸と僅か3.5%程です。既存の建物を取り壊すのは容易ではなく、建て替えずに維持する方法を模索する時代へと動いています。
そのためには、まず、
@ 方向性を明確にする。
建て替えを推進するか。しないか。
A ステップに分けて考える。
短期2〜3年、中期5年、長期30〜100年
B ハードとソフトの両論プログラム
ハード:長期修繕計画
ソフト:コミュニティ形成
C 段落的に再生。
資金の調達にも限界あり。大規模修繕をベースに優先順位、生活満足度、コストを勘案して上手に段階的に進められるかがポイント。
D 大規模修繕以上、建替え未満の再生へ。
E 専有部分も意識した総合リニューアル |
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以上フォーラムを聞いてなかなか合意形成は難しいものがありますが再生計画はマンション力で差が出るもの。その際たるものは管理組合の資金力と言えそうですね。 |
(株)すまいる情報光が丘
代表取締役社長 武藤 正子 |