2月28日木曜日、当社3階セミナー室にて、奈良の薬師寺よりおなじみの松久保伽秀師による講話会を開催しました。
今回は、松久保師が、東日本大震災の被災地、三陸方面への五度目の訪問直後だったとの事で、急遽演題を変更し、その時のお話しをしてくださいました。
毎回、小さいスコップと軍手持参で行かれるそうです。でも、地元の方々の松久保師に託す思いは、やはり、祈ってもらうことだったそうです。
又、現地で案内してくださった方から言われたことは、色々と報道され、沢山の方に来て頂き、なかには、いかにも観光目的で訪問し、写真を撮って帰られる方もいらっしゃいますが、どんな形にせよ、震災の悲しみや辛さを忘れさられない為にもきちんとご案内します。そこで何かを感じ取って、帰ってから伝えて貰いたいのです。ということでした。
このこともあって、今回、"是非、皆様にもお伝えしなければ"という思いが募ったそうです。
未だに見つからないお子様をその子用のお弁当持参で毎日探しに行かれるお母様のお話、やっと見つかっても他の方を気遣いひっそりと祈る方のお話など、震災に遭われた方々のまだまだ続く心の痛みがひしひしと伝わってきて、ご参加者の中には、涙ぐまれている方も多くいらっしゃいました。
震災から2年が経ちますが、忘れてはいけないということ、復興支援を継続していくということを 改めて心に刻む思いでした。 |