税制の改正が大きくなされ、特に贈与税の非課税枠の拡大により、これを利用して住宅購入へ向かった方達が増えた年でもありました。しかしながら、光が丘中古市場全体としての動きは、前年に比べ弱冠静かだったと言えます。又、売り物件数も全体では減少していたからです。というのも、主たる売買層であった平均的4人家族、40歳代の人達が、社会状勢の影響を受け、様子見になってしまったことも一因と思います。
代って、女性・男性問わず、単身者の方達が住宅購入へと向かった顕著な年でもありました。依然と低い住宅ローン金利で、家賃並みの返済が魅力だったようです。
一方、高齢社会を反映して、親を近くに呼ぶための住宅の需要も多く見られました。同じ光が丘パークタウン内での「近居」です。この二つの現象は、共に1LDKや2LDKの住宅が多く動いたということにつながります。10月以降2000万円台から3000万円前後の住宅の動きが活発となり、特にしめくくりの12月は活況となりました。この傾向は2004年にも続くものと思われます。
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