2004年新税制、住宅ローン残額0の方に朗報!(2004年7月8日号) |
今年度の新税制でマル得になった改正があります。昨年までご自宅を買換するに当り、住宅ローンの借入残額が0の方には、損失を繰越控除する適用がありませんでした。しかし今改正で適用となりました。
バブルといわれた時代に購入された方などは、残念ながら損失額が大きく、繰越が使えない方は悔しい思いをされていらっしゃいました。
今回の事例は、さっそくこの新税制を活用されたAさんのケースです。中古マンションを購入したのは、昭和63年の終り頃。最高ピークを迎える少し前の頃です。
その頃は、まだ光が丘パークタウンも建設中で、人気が高く、当選は至難の技でした。高い倍率を嫌い中古を購入。中古といってもまだ5年以内で、公団の許可が必要とした時代でした。
高値の時代でしたが、この15年の間にがんばって住宅ローンを完済。満足感の中にも、何か次のステップへと向かいたい気持ちになっているところでした。この改正内容を聞いて、Aさんはジャンプする気になったようです。
Aさんの売却後の損失額はマイナス2,700万円程でした。次の自宅を購入し、住宅ローンを借りれば、向こう3年間に渡り、所得から損失分を控除してくれます。
たとえば年収が900万円とすると、翌年、翌々年、3年目もOKです。おそらく所得税は0となり還付されるでしょう。住民税にも及びます。年収が高く、所得税・住民税が高い方にはマル得です。税制の活用方法、詳しい条件など、どうぞご相談ください。
ファイナンシャルプランナー 武藤正子 |
このワンポイントアドバイスは、仲介の現場で現実に起こっている事を私の経験からアドバイスとして掲載しております。
自分の場合はどうなのか知りたい。もっと突っ込んだ質問をしたいとお考えの方など、私、社長の武藤にご相談ください。
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