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2020年10月時点の国勢調査のデータから人口は1億2614万6千人で前回調査の2015年に比べて94万9千人減少しました。しかし2020年の総世帯数は5583万154世帯で2015年より238万1469世帯多くなりました。この5年間で大幅に世帯数が増加です。
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年々日本の総人口は減っているにもかかわらず逆に世帯数が増えているのはどうしてでしょうか。理由としては核家族化が進み、特に単身世帯が急増しているからです。2015年から2020年で見ると、1世帯あたりの人員が増えた都道府県は1つもありません。しかも東京都はすでに2人を切っています。 |
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従って平均すると夫婦と子供1人という家庭すら少数派になって来たと言えます。これに対して大きく伸びているのが単身世帯です。 |
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子供達が巣立ち、まず夫婦のみの世帯が増え、高齢化してくればさらに単身世帯になります。次に結婚しない人が増えていることも要因です。 |
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生涯未婚率(50才時点)は男性26%、女性が16%と近年急増しています。近い将来は男性3割、女性2割を超える見込みです。さらに離婚が増えていることも世帯数増加の一因です。 |
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このことからこれから先の住宅需要の形が見えて来ます。つまり家を必要とする人は確実に増えているのです。それが賃貸住宅か分譲住宅かはそれぞれの価値観によりますが、都市部の住宅需要は増える傾向にあると思われます。 |
(株)すまいる情報光が丘
代表取締役社長 武藤 正子 |