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A子さんの父親が10年程前に他界。その後一人住まいになった母親のもとを兄弟3人揃ってお正月ぐらいは集まったりしていました。3人は長男、長女、次女です。 |
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実家の近くには長女(A子さん)が居り、時折お母さんを気遣って訪ねていました。しかし、4年ほど前から介護が必要となり、施設に入りたがらないのでA子さんが世話に来ておりました。 |
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時々母親が入院しているときがA子さんの安息日でした。次女の方は単身海外での仕事も辞さない行動的な人です。 |
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その母が介護のかいなく亡くなりました。葬儀も家族葬で済ませました。さて「実家をどうする?」という話になりました。現金、預金はあまりありません。売ってお金を分けるにしても父親が亡くなってから一切相続登記もしていません。まずは登記をということに。 |
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長女は何年か母親をみていたので、せめてその分は多くもらえるかなと思っておりました。兄や妹が気遣ってくれたらと願っていたら、その席で何んと兄が「A子は今のマンション買う時援助してもらったんだろ」と一言。妹は「えーっ、知らなかった!」その場はちょっと険悪に。
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いままで兄弟普通に仲良かったのに。妹だって好き勝手に海外を飛び回っていたくせに!と悔しくなりました。
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それならいっそ3分の1でいい。しかしこれからはちょっと兄、妹への接し方を変えようと決意までしました。 |
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法定相続。公平なようで不満の残る相続となりました。相続を巡り心中穏やかでない人も少なからずですね。 |
(株)すまいる情報光が丘
代表取締役社長 武藤 正子 |