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  としまえんが8月31日をもって閉園に。 (2020年6月26日号)


都民に親しまれた「としまえん」が94年の歴史に幕となります。特に板橋・練馬の人には身近な遊園地でした。

大正15年に開園。当時財界人の一人であった藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京市民に広く奨励するために公開したのが始まり。かつての城主豊島左近太夫の名にちなみ豊島園と命名されたとのこと。
昭和2年全面開園を経て、ウォーターシュート、大プールなで次々と完成。第二次世界大戦のため閉園しましたが、昭和21年には営業再開。同時期には板橋区から分離して練馬区が誕生します。
その後、夜間営業やミステリーゾーン、昭和42年には第一回の花火大会を開催。アフリカ館完成。昭和46年にはエルドラド導入。これはとしまえんを象徴する回転木馬となりました。
カルーセルエルドラドの歴史は古く113年前にドイツで作られ欧州から米国に渡り人気を博します。しかし、閉園で解体され、ひっそりと倉庫に。その噂を聞きつけた「としまえん」が購入。昭和46年に復元され公開された逸話が。平成22年には機械遺産に認定。
「としまえん」の思い出は、昔、土・日曜に仕事が忙しい私に代わって母が小学生の娘達を連れて何度も遊びに。輪投げの賞品でもらった小さな天使が可愛く、それ以来世界の天使を集めて今では130体ぐらいになりました。
閉園はとても寂しい気がします。跡地は東京都の公園とハリーポッターに生まれ変わるよう。そのせいか春日町、豊島園周辺の土地が注目され始めています。
                              
                                                                         
(株)すまいる情報光が丘        
代表取締役社長   武藤 正子
このワンポイントアドバイスは、仲介の現場で現実に起こっている事を私の経験からアドバイスとして掲載しております。
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