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知人の相続専門家に伺うと、相続の時普通の家庭がいちばんもめるとか。こんなケースを紹介してくれました。
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Aさんご一家はご夫婦と2人の息子さんと娘さんの5人家族でした。長男長女はすでに独立され別世帯。しかし5年程前にご主人が79歳で亡くなられ今は次男さんとお母様で暮らしています。 |
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お母様は80歳を過ぎ、前々からの持病に加え少し認知気味です。相続発生当時は相続税を支払わなくてよいぐらいの財産状況。預金は少なく、住んでいる一戸建てと以前から知人に貸している小型のマンションを所有。 |
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そんなこともあり、相続後の話も何もなく、なんとなくそのままにしていました。独立して遠方に住んでいる長男さんとは疎遠になってもいました。 |
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しかし5年が過ぎ、知人が退居したのを機に、その住宅をどうするか、やっとみんなで話し合いが行われることになりました。 |
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マンションは売って皆でお金を分ける。自宅は母と次男の名義にしたい。そうなると長男、長女の取り分が少なく割に合わないなど意見調整がつかず再び振り出しに戻りました。独身の次男は母親を自分が見ているんだという思いもあるようです。 |
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その間、母親の認知症が進みました。このままいくと肝心の相続登記も出来ず中ぶらりんで成年後見の問題も出てきそうです。ますます遅れます。 |
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相続が発生したらせめて一年ぐらいの間に登記などしておかれた方が後々良い結果になるのではないでしょうか。相続を受ける方達も元気なうちに対策を!何なりとご相談ください。 |
(株)すまいる情報光が丘
代表取締役社長 武藤 正子 |